特別注意事項

特別注意事項

当方が定義する山岳地帯は、一般的にいう山岳の他に、河川及び海・空を含む、アウトドアスポーツの対象地、全てを指すものです。
当方が主催するプラン・コースは旅行業法に基づく旅行商品ではありません。スケジュールに記載したガイド山行は、各地の山岳地帯を対象としたものです。企画にあたっては充分は調査、検討、準備をした上で設定したものです。特にコース中の安全には充分配慮し、参加者の安全のサポートに努めますが、対象地が山岳地帯であり、さまざまな危険、困難、障害が予想されます。そのため、ガイド山行であっても100%お客様の安全を保障できるものではありません。山岳地帯における通信は困難であり、気象条件は厳しく、事故、地震、火山噴火、土砂崩れ、雪崩等緊急事態にあった場合、すみやかな救出や充分な手当てができないこともあります。お客様には山行に伴う危険について、充分認識された上で参加されるようお願いいたします。山行中、お客様が事故等にああわれても、当社ではその責任を負いかねる場合があります。
 従って、お客様は保険加入等の充分な対策を講じられてから参加するようおすすめします。

ルート中の危険と各自の責任について

 当方が行う山行で使用するルートは、どのコースも自然の中のルートであり安全管理区域ではありません。従って、その時々の自然条件を受け、落石や崖崩れ、またはルートの消失の危険さえあります。同行ガイドはお客様の安全を可能な限り確保するよう努力しますが、登山行動それ自体は、参加者各自の主体的意思による移動行動であるため、行動中の事故は各自の責任となり、当方ではその責任を負いかねます。危険箇所の通過に不安のある方は、ガイドにその旨を申しでてください。ガイドがサポートします。山行中の安全は原則的に参加者各自に帰属し各自の技術、体力に大きく左右されることをご理解の上ご参加下さい。

ガイドの判断

 当方が行う山行ではお客様の安全をサポートするために訓練された登山ガイドが同行します。ガイドは天候や登山状況の悪化を避けるための判断をして行動し、その判断に責任を負います。その際ガイドは予定変更の説明を行いますが、山中でのガイドの判断に対するクレームはガイドの判断に迷いを生じさせる場合がありますのでお控え下さい。具体的な説明を必要とされる方は、山行終了後当方受付宛所定の書面をもってお願いいたします。

お客様理由による山行中止について

山行中はガイドが細心の注意で安全管理を行い、また皆様に安全への留意を促しますが、お客様理由(怪我、体調不良、急病を含む)により山行自体が中止、または中断をせざるをえなくなった場合、救助に関わる実費の他に山行中止に伴う費用をご請求申し上げます。

縦走の中止及び変更

 縦走、テント泊をともなう山行において気象状況や川の増水などにより進退を現地判断する場合がございます。弊社ではリスクを最小限に抑え、安全面も考慮したうえでいくつかのコースに予備日を設定しています。予備日を山行に使う使わないにかかわらず解散日は日程最終日となります。

要項の指示

 ガイド山行参加申し込み後、持ち物リストや集合時間を記載した参加要項をお渡しします。指定された時間及び、持ち物の持参は必ずお守りください。雨具の不携帯や山登りに不適な靴でのご参加はお断りします。

危険性が考えられる野性生物に関する対策

 北海道の山では離島を除き全域にヒグマへの警戒が必要です。ガイドは、ヒグマによる危険が生じた場合できる限りの安全対策を講じます。しかしながら、相手が野生動物であるため確実な安全を確保できない場合があります事をご了承ください。ガイドはヒグマを原因とする参加者の被害にはその責任を負いかねます。
あわせて地域によらず全ての山行において毒ヘビ、スズメバチ等の野生動物による被害にもその責任を負いかねます。そのため参加者自身も危険性が考えられる野生生物の知識を深めできる限りの対処が講じられるよう準備し入山されることをお願いいたします。

山岳トイレについて

 近年、登山者による山岳地帯のトイレ汚染が問題視されています。北海道もその例外ではなく一部のオーバーユース山域では生態系に変化を及ぼしつつある汚染が確認されています。この状態に伴い弊社では一部の山域で携帯トイレのご使用をお願いしていますのでご協力ください。